“巌穴”のいろいろな読み方と例文
旧字:巖穴
読み方割合
いわあな77.8%
いはあな11.1%
がんけつ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この山の南二百余里のところに、天にそびゆる大きい巌穴いわあながございます」と、猩々は言った。「そのなかに長さ数百尺の巴蛇うわばみが棲んで居ります。 ...
また思ふ釣船の海人あまの子を、巌穴いはあなかぐろふかに
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
経綸けいりんを一代に行うの抱負が無く、もとより天下を味方にするの徳もなく、また天下を敵とするの勇もない。さりとて巌穴がんけつかんに清節を保つの高風もない。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)