“経綸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいりん97.2%
をさ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信長には、用心ぶかい家康などには、到底、空想もなし得ない経綸けいりん雄志ゆうしと、壮大極まる計画があった。理想にともなう実行力があった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の満腹の経綸けいりんは、ただ幕政復古にあり、彼が満腔の熱血は、ただ幕府政権の一毫毛ごうもうをも、他より手を触れしめざらんことにありき。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
是れまことに天、朕が不叡をさなく、且つ国の不平みだれたるをあはれみたまひて、天業あまつひつぎ経綸をさ宗廟くにいへを絶たざらしめたまふか
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)