“経巡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へめぐ93.3%
へめ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その密使として、これから高野をはじめ、諸山へ経巡へめぐる道すがらじゃ。太夫、まだ話したいことは、一夜に尽くせぬほど、山々あるぞ」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父は善根ぜんこんの深い人で、四国、西国の霊場を経巡へめぐ遍路へんろの人達のために構えの一棟を開放し善根の宿に当てていた。
抱茗荷の説 (新字新仮名) / 山本禾太郎(著)
さすがは有名な探検家として阿弗利加アフリカを初め印度インド、南洋、中央亜細亜アジア新疆省しんきょうしょうと、蕃地ばかりを経巡へめぐられて太陽の直射を受けられたためか、お顔の色の見事さは驚くばかりでありましたが
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)