抱茗荷の説だきみょうがのせつ
女は名を田所君子といった。君子は両親の顔も、名もしらない。自分の生まれた所さえも知らないのである。君子がものごころのつく頃には祖母と二人で、ある山端の掘っ立て小屋のような陋屋に住んでいた。どこか遠い国から、そこに流れてきたものらしい。 祖母 …
作品に特徴的な語句
かたわ おり さき ひと かたち 躊躇ためら くち まじな つく 倉庫くら 山端やまばた よし ばち 経巡へめぐ 継子ままこ 縮緬ちりめん 納屋なや 精神こころ 空身からみ わざわい またた にら 相剋そうこく 皆目かいもく 白石しらいし あざ みにく 黄昏たそがれ 駕籠かご 風平かざひら 風下かざしも もや あら 陋屋ろうおく 阿呆あほう 肯定こうてい 遍路へんろ あきら ふすま 蝙蝠こうもり 蜘蛛くも はた ふき 草履ぞうり 芳夫よしお かえ とが たず へい 堅気かたぎ つちか 善根ぜんこん こば 口惜くや 伯父おじ 伯母おば 他所よそ 人体にんてい 主人あるじ 丹念たんねん 不憫ふびん 松江まつえ 琥珀こはく 灯籠とうろう 添書てんしょ さび 死骸しがい 一抹いちまつ 椿つばき こずえ ふくろう ほとり ふだ 曖昧あいまい 晩酌ばんしゃく かたき 摂津せっつ 挨拶あいさつ いど