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『抱茗荷の説』
ふりがな文庫
『
抱茗荷の説
(
だきみょうがのせつ
)
』
女は名を田所君子といった。君子は両親の顔も、名もしらない。自分の生まれた所さえも知らないのである。君子がものごころのつく頃には祖母と二人で、ある山端の掘っ立て小屋のような陋屋に住んでいた。どこか遠い国から、そこに流れてきたものらしい。 祖母 …
著者
山本禾太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「ぷろふいる」1937(昭和12)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約35分(500文字/分)
朗読目安時間
約58分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
傍
(
かたわ
)
化
(
け
)
放
(
つ
)
機
(
おり
)
嫁
(
か
)
創
(
つく
)
前
(
さき
)
女
(
ひと
)
容
(
かたち
)
躊躇
(
ためら
)
経
(
へ
)
唇
(
くち
)
呪
(
まじな
)
磨
(
と
)
倉庫
(
くら
)
山端
(
やまばた
)
葦
(
よし
)
萎
(
な
)
罰
(
ばち
)
経巡
(
へめぐ
)
継子
(
ままこ
)
縮緬
(
ちりめん
)
藺
(
い
)
納屋
(
なや
)
精神
(
こころ
)
空身
(
からみ
)
禍
(
わざわい
)
瞬
(
またた
)
睨
(
にら
)
相剋
(
そうこく
)
皆目
(
かいもく
)
白石
(
しらいし
)
発
(
た
)
痣
(
あざ
)
醜
(
みにく
)
黄昏
(
たそがれ
)
駕籠
(
かご
)
風平
(
かざひら
)
風下
(
かざしも
)
靄
(
もや
)
露
(
あら
)
陽
(
ひ
)
陋屋
(
ろうおく
)
阿呆
(
あほう
)
肯定
(
こうてい
)
遍路
(
へんろ
)
諦
(
あきら
)
襖
(
ふすま
)
蝙蝠
(
こうもり
)
蜘蛛
(
くも
)
機
(
はた
)
蕗
(
ふき
)
草履
(
ぞうり
)
芳夫
(
よしお
)
呑
(
の
)
忌
(
い
)
復
(
かえ
)
尾
(
つ
)
尖
(
とが
)
尋
(
たず
)
塀
(
へい
)
堅気
(
かたぎ
)
培
(
つちか
)
善根
(
ぜんこん
)
拒
(
こば
)
口惜
(
くや
)
凝
(
こ
)
伯父
(
おじ
)
伯母
(
おば
)
他所
(
よそ
)
人体
(
にんてい
)
主人
(
あるじ
)
丹念
(
たんねん
)
不憫
(
ふびん
)
松江
(
まつえ
)
琥珀
(
こはく
)
灯籠
(
とうろう
)
添書
(
てんしょ
)
淋
(
さび
)
死骸
(
しがい
)
一抹
(
いちまつ
)
椿
(
つばき
)
梢
(
こずえ
)
梟
(
ふくろう
)
畔
(
ほとり
)
札
(
ふだ
)
曳
(
ひ
)
曖昧
(
あいまい
)
晩酌
(
ばんしゃく
)
敵
(
かたき
)
撫
(
な
)
摂津
(
せっつ
)
挨拶
(
あいさつ
)
挑
(
いど
)