“継子”のいろいろな読み方と例文
旧字:繼子
読み方割合
ままこ93.5%
つぎこ3.2%
まゝこ1.6%
まゝつこ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おまけに面倒なことは其の人が二度添いで、迷子にしたのは先妻の子供、自分にとっては継子ままこですから、なおなお義理が立ちません。
半七捕物帳:10 広重と河獺 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それでも姉娘の継子つぎこは、お延の座があいにく自分の影になるのを気遣きづかうように、うしろを向いて筋違すじかい身体からだを延ばしながらお延にいた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御可憐おかはいさうなは信太郎とやら云ふ御子おこどすえなー、大方をゝかた其女そのあまに毎々/\、いぢめられてやはりなはつたでしやろ、わたしうちとなりにも貴女あなた継子まゝこがありましてなー
夜汽車 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)
カラキシ何ももお咄になりませんや。我々のやうにちつと理窟でも捻らうといふ奴は継子まゝつこ扱ひされてテンで相手にされないのだから仕様が無いのサ。金を儲けるといふが何も難かしい事は無い。
青年実業家 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)