“つぎこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
注込75.0%
継子25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船のある事……帆柱ほぼしら巻着まきついた赤い雲は、夕日の余波なごりで、鰐の口へ血の晩御飯を注込つぎこむんだわね。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
注込つぎこんだら、その瞬間に、もう前のものとはまるで違ったものになってしまいます。
それでも姉娘の継子つぎこは、お延の座があいにく自分の影になるのを気遣きづかうように、うしろを向いて筋違すじかい身体からだを延ばしながらお延にいた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
水沢さんの継子つぎこさんが、金曜日の晩にわたくしの宅へおいでになりまして、明後日あさっての日曜日に湯河原ゆがわらへ行かないかと誘つて下すつたのでございます。
ところへ何にも知らない継子つぎこが、語学の稽古けいこから帰って来て、ひょっくり顔を出した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)