継子つぎこ)” の例文
旧字:繼子
それでも姉娘の継子つぎこは、お延の座があいにく自分の影になるのを気遣きづかうように、うしろを向いて筋違すじかい身体からだを延ばしながらお延にいた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
水沢さんの継子つぎこさんが、金曜日の晩にわたくしの宅へおいでになりまして、明後日あさっての日曜日に湯河原ゆがわらへ行かないかと誘つて下すつたのでございます。
ところへ何にも知らない継子つぎこが、語学の稽古けいこから帰って来て、ひょっくり顔を出した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)