“筋違”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すじかい57.9%
すぢかひ15.8%
すじか10.5%
すぢか5.3%
すぢちがひ3.5%
すじちがい1.8%
すじっかい1.8%
すぢちが1.8%
すぢつかひ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると新らしく線路を延長する計劃でもあると見えて、彼の通路に当る往来の一部分が、最も無遠慮な形式で筋違(すじかい)に切断されていた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
神田から下谷日本橋界隈に、總髮姿で身體の利きさうな男といふと、筋違(すぢかひ)見附外に大道易者をしてゐる、浪人大谷道軒の外にはありません。
筋違(すじか)いに岩脈がほとばしって、白衣の道者たちが大沢で祈ったのと同じように、この岩脈を十二薬師の体現と信じて、崇拝するという話である。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
此土偶は常陸國相馬郡小文間にて發見(はつけん)せし物にして岡田毅三郎氏の所藏(しよざう)(第一回の揷圖右の方下の隅を見よ)他の一は鍔(つば)の幅廣き帽子をば前部にて筋違(すぢか)ひに截り
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
吟味(ぎんみ)致すに筋違(すぢちがひ)とは如何なる儀にや此段承まはりたしと御老人(らうじん)の苦(にが)り切たる有樣なれば將軍にも御當惑(たうわく)の體にて偵(さす)が名君の理(り)に伏(ふく)し見え給ひ殆(ほとん)ど御困(こまり)の御樣子にて太田主計頭を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その袂(たもと)に触れ、手に触り、寄ったり、放れたり、筋違(すじちがい)に退(の)いたり、背後(うしろ)へ出たり、附いて廻って弥吉は、きょろきょろ、目ばかり煌(きらめ)かして黙然(だんまり)で。
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
向(むこ)うて筋違(すじっかい)、角(かど)から二軒目に小さな柳の樹が一本、その低い枝のしなやかに垂れた葉隠(はがく)れに、一間口(けんぐち)二枚の腰障子(こししょうじ)があって、一枚には仮名(かな)、一枚には真名(まな)で豆腐と書いてある。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
重役へ願ひしが自己(じこ)の言状(いひじやう)を立んとて取上られず據(よんどこ)ろなく今朝直願に及びしが是又御親子の御愛情(あいじやう)に惹(ひか)され給ひ筋違(すぢちが)ひの事重役を蔑如(べつじよ)し大法に背くとの趣きにて重き上意を蒙(かうむ)り予は閉門(へいもん)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
向(むか)うて筋違(すぢつかひ)、角(かど)から二軒目(けんめ)に小(ちひ)さな柳(やなぎ)の樹(き)が一本(ぽん)、其(そ)の低(ひく)い枝(えだ)のしなやかに垂(た)れた葉隱(はがく)れに、一間口(けんぐち)二枚(まい)の腰障子(こししやうじ)があつて、一枚(まい)には假名(かな)、一枚(まい)には眞名(まな)で豆腐(とうふ)と書(か)いてある。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)