“筋違橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すじかいばし66.7%
すじかいはし11.1%
すぢかいばし11.1%
すぢかへばし11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御霊の文楽座へ大夫を送って帰り途、平野町の夜店で孫の玩具を買うて、横堀伝いに、たぶん筋違橋すじかいばしか横堀川の上に斜めにかかった橋のたもとまで来ると
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
近いところ筋違橋すじかいはし外と和泉橋いずみばし御救小屋おすくいごやへ流れ込む人の数を見ねえ、一杯ずつ粥を施すんだって容易のことじゃねえ
黄金を浴びる女 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
思ひ立つてから十五日目、物持の隱居が、碁か雜俳の集りから歸ると言つた恰好で、平次は佐久間町三丁目から筋違橋すぢかいばし(今の萬世橋)の方へ辿つて居りました。
筋違橋すぢかへばし即ち今の万世橋まんせいばしから牛込土橋うしごめどばしまでの間の工事である。これがために綱宗は吉祥寺きちじやうじの裏門内に設けられた小屋場へ、監視をしに出向いた。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)