“すじかいばし”の漢字の書き方と例文
語句割合
筋違橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一つは本郷追分ほんごうおいわけから谷中やなかまでひと舐めさ、こっちはおめえ小石川から出たやつが上野へぬけてよ、北風になったもんで湯島から筋違橋すじかいばし、向う柳原やなぎわら、浅草は瓦町かわらちょうから茅町かやちょう
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
江戸時代には筋違橋すじかいばしから浅草橋までおよそ十町のあいだに高い堤が続いていて、それには大きい柳が植え付けてありましたから、春さきの眺めはなかなかよかったものです。
半七捕物帳:43 柳原堤の女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
御霊の文学座へ太夫を送って帰り途、平野町の夜店で孫の玩具を買うて、横堀伝いに、たぶん筋違橋すじかいばしか、横堀川の上に斜めにかかった橋のたもとまで来ると
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)