“茅町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かやちょう93.8%
かやちやう6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若い時分には気の変りやすいもので、茅町かやちょうへ出て片側町かたかわまちまでかゝると、むこうから提灯をけて来たのは羽生屋の娘お久と云う別嬪べっぴん
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
茅町かやちょうから上野へ出て、須田町行きの電車に乗る。ほこりがして、まるで夕焼みたいな空。何だか生きている事がめんどうくさくなる。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
池の端に軒を連ねた出逢茶屋であひぢやや戯作ぎさく、川柳にその繁昌を傳へる江戸人の情痴じやうちの舞臺ですが、池のほとりを少し西へ取つて茅町かやちやう一丁目、二丁目へかけては一流の大町人、大藩の留守居など