“茅蜩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひぐらし62.5%
かなかな37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小禽のこごえるやうなもそれに交る。そのなかから、ひと色、かなかなかな、——茅蜩ひぐらしのこゑ。……真冬の雪の夜に、はてな、それは雪を透して、脳の芯に、きりもみをいれるほどにつんと澄んで鳴る。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
森にひびき鳴けるかはづを梅雨早やも茅蜩ひぐらしの声のきざむかと聴く
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
氣色けしきだち神輿みこし練りるゆふぐれは茅蜩かなかなのこゑも墓地にとほれり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
気色けしきだち神輿みこし練りるゆふぐれは茅蜩かなかなのこゑも墓地にとほれり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)