“茅野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちの61.5%
かやの30.8%
ちのの7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母は茅野ちの氏で、たまといい、これも神田の古い大きな箪笥たんす屋の娘であった。玉は十六の年から本郷の加賀さまの奥へ仕えていた。
花を持てる女 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
そこで同志の心を安んずるために、まずせがれ主税ちからに老巧間瀬久太夫を介添かいぞえとして、大石瀬左衛門、茅野かやの和助、小野寺幸右衛門なぞとともに、自分に先立って下向させることにした。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
ここに樋口の勢の中に、茅野ちのの太郎光広という者があったが、四塚に集り守る敵兵の中へただ一騎駆けこむと、鐙をふんばって叫んだ。