“かやの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
萱野56.3%
茅野18.8%
蚊屋野12.5%
榧野6.3%
草野6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふといロイド眼鏡かけて、ことし流行とやらのオリンピックブルウのドレス着ている浅田夫人、幼な名は、萱野かやのさん。
二十世紀旗手 (新字新仮名) / 太宰治(著)
息子の安里は、この母親をママと呼んだり、お絹さんと呼んだりするので、父の萱野かやの氏は閉口してゐるらしい。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
茅野かやのといふ山村の入口で吾儕は三人ばかりの荒くれた女に逢つた。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
そこで同志の心を安んずるために、まずせがれ主税ちからに老巧間瀬久太夫を介添かいぞえとして、大石瀬左衛門、茅野かやの和助、小野寺幸右衛門なぞとともに、自分に先立って下向させることにした。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
お二人は蚊屋野かやのにお着きになりますと、ごめいめいに別々の仮屋かりやをお立てになって、その中へおとまりになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
それで蚊屋野かやのの東の山にみささぎを作っておほうむりになり、さきに、お父上たちに猟をおすすめ申しあげた、あの韓袋からぶくろの子孫をお墓守はかもりにご任命になりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
「——熊田孫七はおらぬかっ。榧野かやの五助は何しておるっ。森本道徳どうとく、山岸監物けんもつ、はや出合え出合え。鳥飼とりがい平八っ、馬印をこれへ立てよ」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
森権之丞、榧野かやの五助、鳥飼四郎大夫、山岸監物など、馬上、或いは徒歩かちなどで、総勢四百余人——それは当面の敵兵力の十分の一に過ぎなかったが、各〻の捨身の血相を持って、
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これらどうやら上古蛇を草野かやのの主とし、野槌と尊んだとなえからあやまでた俗伝らしい。
これら美女、実は草野かやのの女王の娘どもで、各森林の精たり。