『日本婦道記:箭竹』
矢はまっすぐに飛んだ、晩秋のよく晴れた日の午後で、空気は結晶体のようにきびしく澄みとおっている、矢はそのなかを、まるで光の糸を張ったように飛び、垜のあたりで小さな点になったとみると、こころよい音をたてて的につき立った。——やはりあの矢だ。家 …
著者 | 山本周五郎 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「婦人倶楽部」大日本雄辯會講談社、1942(昭和17)年12月 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約24分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約39分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
生活
束
膝行
三伏
下僕
噎
宿
封
扈従
旱
晩
水守
簳
茅野
西尾
責
万治
三河
世子
丹後
些細
以
仰
候
倚
凜
刃傷
初生
剥
加封
参覲
叱責
呉
呟
和子
咎
唱名
噂
垜
埃
家光
家綱
寛永
寡婦
屹
峻厳
嵌
床几
微塵
忠善
思召
性
憚
截
投町
拳
措
方丈
昂奮
曳
枠
業
正保
此処
母子
洗足
滞
濶達
炷
熊造
由
畷道
痩
百記
稀
筈
筈巻
箭竹
箭箆
箭簳
粗忽
糺
素読
縹緻
美濃
胸膈
膝
草鞋
葉簇
蒙
蒼
蔭
藤枝
襖
言上
記
詫
跼
逞
道次
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