“葉簇”の読み方と例文
読み方割合
はむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
月光の中に輝き震えている水は、ひとつの小さな島で分れ、その島の上には、一まとめにされたように樹や灌木かんぼく葉簇はむらが盛り上がっていた。
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
巨きな杉の根方に、下草のまばらに繁った土の上に、またひこばえの葉簇はむらの蔭に、此処にひとり、かしこに二人とたおれていた。
荒法師 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
一粒の大麻実おおあさのみ葉簇はむらの中で、日光のるのと一緒に出来るだけ楽しくいつもふざけたり歌つたりしてゐて、人の注意から免れてゐるこれらの鳥は、大食の鵞鳥と同じ程