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葉簇
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はむら
ふりがな文庫
“
葉簇
(
はむら
)” の例文
月光の中に輝き震えている水は、ひとつの小さな島で分れ、その島の上には、一まとめにされたように樹や
灌木
(
かんぼく
)
の
葉簇
(
はむら
)
が盛り上がっていた。
審判
(新字新仮名)
/
フランツ・カフカ
(著)
巨きな杉の根方に、下草の
疎
(
まば
)
らに繁った土の上に、またひこばえの
葉簇
(
はむら
)
の蔭に、此処にひとり、かしこに二人と
斃
(
たお
)
れていた。
荒法師
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
一粒の
大麻実
(
おおあさのみ
)
と
葉簇
(
はむら
)
の中で、日光の
輝
(
て
)
るのと一緒に出来るだけ楽しくいつもふざけたり歌つたりしてゐて、人の注意から免れてゐるこれらの鳥は、大食の鵞鳥と同じ程
科学の不思議
(新字旧仮名)
/
ジャン・アンリ・ファーブル
(著)
その食慾は、穏やかな木の
葉簇
(
はむら
)
に
俄雨
(
にわかあめ
)
が降りそゝぐやうな音が彼等の顎から起る位に荒い。その室には実に無数の虫を容れてあるのだ。幼虫は四週間から五週間の間育つて行く。
科学の不思議
(新字旧仮名)
/
ジャン・アンリ・ファーブル
(著)
いまはまだ
葉簇
(
はむら
)
のあいだに、つやつやとした堅そうな光をみえかくれさせている。
日本婦道記:箭竹
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
簇
漢検1級
部首:⽵
17画
“葉”で始まる語句
葉
葉巻
葉鶏頭
葉末
葉蘭
葉蔭
葉書
葉叢
葉越
葉摺