“葉巻”のいろいろな読み方と例文
旧字:葉卷
読み方割合
シガー40.6%
はまき37.5%
シガア12.5%
はま6.3%
ハヴァナ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人のすう二つの大きな葉巻シガーが舟の中で紅色の舷灯げんとうのように燃えた。師父ブラウンはその葉巻シガーをちょっと口から取ってこう云った。
おしの強い事ばかり云つて。ひとの気も知らないで」と梅子は誠吾の方を見た。誠吾はあかまぶたをして、ぽかんと葉巻はまきけむいてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かうして朝起きるとから、夜分寝床に入るまでその同じ葉巻シガアを啣へ続けてゐる。尤も一度だつて、その葉巻シガアに火をけた事はない。
家来の来るのを待つあいだに、大将は葉巻はまきをふかしながらあちこちと歩き回る。見物の顔にかれがたばこのけむりをふっかけるふうといったら、見物みものであった。
一つ御免蒙って御神輿おみこしおろしてみよう。そうして銀のケースの中から葉巻ハヴァナを一本頂戴してみる事にしてみよう。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)