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葉巻
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シガア
ふりがな文庫
“
葉巻
(
シガア
)” の例文
旧字:
葉卷
かうして朝起きるとから、夜分寝床に入るまでその同じ
葉巻
(
シガア
)
を啣へ続けてゐる。尤も一度だつて、その
葉巻
(
シガア
)
に火を
点
(
つ
)
けた事はない。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
いでや、事の
様
(
よう
)
を見んとて、
慢々
(
ゆらゆら
)
と
出来
(
いできた
)
れるは富山唯継なり。片手には
葉巻
(
シガア
)
の
半
(
なかば
)
燻
(
くゆ
)
りしを
撮
(
つま
)
み、
片臂
(
かたひぢ
)
を五紋の
単羽織
(
ひとへはおり
)
の
袖
(
そで
)
の内に張りて、鼻の下の延びて見ゆるやうの
笑
(
ゑみ
)
を浮べつつ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
紳士は
葉巻
(
シガア
)
を取出した「一つ如何です?」
夜汽車
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
その一本の
葉巻
(
シガア
)
を将軍はいつも口に
啣
(
くは
)
へてゐる。食事の時は叮嚀に
卓子
(
テーブル
)
の上にそつとそれを置き、食事が済むと、またそれを啣へてゐる。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
彼は人々の
更互
(
かたみがはり
)
におのれの
方
(
かた
)
を
眺
(
なが
)
むるを見て、その手に形好く
葉巻
(
シガア
)
を持たせて、
右手
(
めて
)
を
袖口
(
そでぐち
)
に差入れ、少し
懈
(
たゆ
)
げに床柱に
靠
(
もた
)
れて、目鏡の下より下界を
見遍
(
みわた
)
すらんやうに
目配
(
めくばり
)
してゐたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
「たつた一本の
葉巻
(
シガア
)
だつて。
戯談
(
ぜうだん
)
言つちやいけない、戦争が始まつてから今日までもう幾年になると思つてるのだい。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
だが、いつの時代でも大学は
葉巻
(
シガア
)
の製造所で無いと同じやうに、「真理」の工場でも無いから、ポケツトの
葉巻
(
シガア
)
も、「真理」も博士達の手製でない事だけは争へない。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
博士は右のポケツトには
葉巻
(
シガア
)
を、左のポケツトには「真理」を入れてゐる。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“葉巻(葉巻きたばこ)”の解説
葉巻きたばこ(はまきたばこ)はたばこの形態の一種。単に「葉巻」と呼称されることが一般的である。同時に近年は「シガー」と呼ばれることが多くなっている。
(出典:Wikipedia)
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
巻
常用漢字
小6
部首:⼰
9画
“葉巻”で始まる語句
葉巻煙草
葉巻入
葉巻莨