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懈
ふりがな文庫
“懈”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おこた
39.0%
だる
36.6%
たゆ
7.3%
た
4.9%
おこたり
2.4%
たる
2.4%
だ
2.4%
つか
2.4%
オコタ
2.4%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おこた
(逆引き)
しかれども侍衛の臣、内に
懈
(
おこた
)
らず、忠志の士、身を外に忘るるものは、けだし先帝の
殊遇
(
しゅぐう
)
を負うて、これを陛下に報いんと欲するなり。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
懈(おこた)の例文をもっと
(16作品)
見る
だる
(逆引き)
頭も
頽
(
くず
)
れて来たし、
懈
(
だる
)
い体も次第に
蝕
(
むしば
)
まれて行くようであった。酒、女、莨、
放肆
(
ほうし
)
な生活、それらのせいとばかりも思えなかった。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
懈(だる)の例文をもっと
(15作品)
見る
たゆ
(逆引き)
彼は人々の
更互
(
かたみがはり
)
におのれの
方
(
かた
)
を
眺
(
なが
)
むるを見て、その手に形好く
葉巻
(
シガア
)
を持たせて、
右手
(
めて
)
を
袖口
(
そでぐち
)
に差入れ、少し
懈
(
たゆ
)
げに床柱に
靠
(
もた
)
れて、目鏡の下より下界を
見遍
(
みわた
)
すらんやうに
目配
(
めくばり
)
してゐたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
懈(たゆ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
た
(逆引き)
……柱かけの
花活
(
はないけ
)
にしをらしく咲いた
姫百合
(
ひめゆり
)
は、羽の生えた
蛆
(
うじ
)
が来て、こびりつく
毎
(
ごと
)
に、
懈
(
た
)
ゆげにも、あはれ、
花片
(
はなびら
)
ををのゝかして、
毛
(
け
)
一筋
(
ひとすじ
)
動かす
風
(
かぜ
)
もないのに、
弱々
(
よわよわ
)
と
頭
(
かぶり
)
を
掉
(
ふ
)
つた。
蠅を憎む記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
懈(た)の例文をもっと
(2作品)
見る
おこたり
(逆引き)
なんと云う
懈
(
おこたり
)
でしょう。あなたがお
越
(
こし
)
になる。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
懈(おこたり)の例文をもっと
(1作品)
見る
たる
(逆引き)
眼がさめながらまだ痺れたように睡たくて、背なかが蒲団から持ち上げられないほど
懈
(
たる
)
い。こういうときがサイにいちばん辛く悲しかった。
三月の第四日曜
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
懈(たる)の例文をもっと
(1作品)
見る
だ
(逆引き)
ほんとに何か出来そうに見えて居る主人を
懈
(
だ
)
るそうに見たりして居た。
お久美さんと其の周囲
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
懈(だ)の例文をもっと
(1作品)
見る
つか
(逆引き)
進んだり退いたり飛びあがったり飛びおりたり、ものの一時も闘っていたが、王の鶉の方がようやく
懈
(
つか
)
れて来た。
王成
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
懈(つか)の例文をもっと
(1作品)
見る
オコタ
(逆引き)
凡隊中
修業
(
シユウギヤウ
)
分課
(
ブンクハ
)
政‐法
(
セイホウ
)
火‐技
(
クハギ
)
航‐海
(
カウカイ
)
滊‐機
(
キキ
)
語‐学
(
ゴガク
)
等ノ如キ 其志ニ
随
(
シタガウ
)
テ
執
(
トル
)
レ
之
ヲ
互ニ相
勉励
(
ベンレイ
)
敢テ或ハ
懈
(
オコタ
)
ルコト勿レ
海援隊約規
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
懈(オコタ)の例文をもっと
(1作品)
見る
懈
漢検1級
部首:⼼
16画
“懈”を含む語句
懈怠
気懈
怠懈
懈怠無慚
懈怠至極
懈惰
懈惰者
氣懈
求法華経無有懈倦
疎虞懈怠
精進懈怠
“懈”のふりがなが多い著者
杉山萠円
徳田秋声
横瀬夜雨
山路愛山
木下尚江
与謝野寛
南方熊楠
ライネル・マリア・リルケ
蒲 松齢
樋口一葉