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気懈
ふりがな文庫
“気懈”の読み方と例文
旧字:
氣懈
読み方
割合
けだる
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだる
(逆引き)
笹村は友人の医者に勧められて、初めて試みた注射の後、ちょうど
気懈
(
けだる
)
い体を出来たての蒲団に横たえてうつらうつらしていた。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
下界は隈なく
銀
(
しろがね
)
の光にあふれ、妙なる空気は爽やかにも息苦しく、甘い
気懈
(
けだる
)
さを孕んで、薫香の
大海
(
うみ
)
をゆすぶつてゐる。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:05 五月の夜(または水死女)
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
「なんの、まだ朝までにはだいぶある。常ならば、これしきの山道、苦にもせぬが、この二、三日は
風邪
(
かぜ
)
気味か体が
気懈
(
けだる
)
うて歩くと息が
喘
(
き
)
れてならぬ。悪い折にぶつかったものよ」
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
気懈(けだる)の例文をもっと
(6作品)
見る
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
懈
漢検1級
部首:⼼
16画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気持
気質
気障
気配
気味
気高
“気懈”のふりがなが多い著者
徳田秋声
ニコライ・ゴーゴリ
吉川英治