“おこたり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
38.5%
怠惰15.4%
怠慢15.4%
懈怠15.4%
怠懈7.7%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老師らうしといふのは五十格好がつかうえた。赭黒あかぐろ光澤つやのあるかほをしてゐた。その皮膚ひふ筋肉きんにくことごとくしまつて、何所どこにもおこたりのないところが、銅像どうざうのもたらす印象いんしやうを、宗助そうすけむねけた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
さける程の大酒なりされども喧嘩口論は勿論何程に酩酊めいていなすとも夢中に成てたふれ或ひは家業を怠惰おこたりしと云事なく只酒を飮をたのしみとしてかせぎ兄を助ける故人々心隔こゝろおきなく半四郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何等の怠慢おこたりぞ、何ぞかくとゞまるや、わしりて山にゆきてけがれを去れ、さらずば神汝等にあらはれたまはじ。 一二一—一二三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
乱入らんにふおよびしでう其身そのみ懈怠おこたりるものなり
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
御側おそば面々めん/\鳥籠とりかごをぐるりと取卷とりまき、「御難澁ごなんじふのほどさつる、さて/\御氣おきどくのいたり」となぐさむるもあり、また、「これも御奉公ごほうこうなれば怠懈おこたり御勤おつとめあるべし、かみ御慰おんなぐさみにならるゝばかり、 ...
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なんと云うおこたりでしょう。あなたがおこしになる。