“御難澁”の読み方と例文
新字:御難渋
読み方割合
ごなんじふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御側(おそば)の面々(めん/\)鳥籠(とりかご)をぐるりと取卷(とりま)き、「御難澁(ごなんじふ)のほど察(さつ)し入(い)る、さて/\御氣(おき)の毒(どく)のいたり」と慰(なぐさ)むるもあり、また、「これも御奉公(ごほうこう)なれば怠懈(おこたり)無(な)く御勤(おつとめ)あるべし、上(かみ)の御慰(おんなぐさみ)にならるゝばかり、 ...
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
雪(ゆき)こそふれ夜(よ)はまだそれほどに御座(ござ)りませねばと歸(かへ)り支度(じたく)とゝのへるにそれならば誰(たれ)ぞ供(とも)にお連(つれ)なされお歩行(ひろひ)御迷惑(ごめいわく)ながら此邊(このほとり)には車(くるま)鳥渡(ちよつと)むづかしからん大通(おほどほ)り近(ちか)くまで御難澁(ごなんじふ)なるべし家内(うち)にてすら火桶(ひをけ)少(すこ)しも放(はな)されぬに夜氣(やき)に當(あた)つてお風(かぜ)めすな失禮(しつれい)も何(なに)もなしこゝより直(すぐ)にお頭巾(づきん)召(め)せ誰(た)れぞお肩掛(かたかけ)お着(き)せ申(まを)せと總掛(そうがゝ)りに支度(したく)手傳(てつだ)は
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)