“御慰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おなぐさ70.0%
おんなぐさみ10.0%
おなぐさみ10.0%
おんなぐさ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
研究と申すほどの大袈裟おおげさな文字はいかがわしいが、説明のしようによると、なかなかえらく聞えるようにできますから御慰おなぐさみになります。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
幼君えうくん、「飼鳥かひどりはよきものか」とはせたまへば、「いかにも御慰おんなぐさみになりまをすべし。第一だいいち眼覺めざめためよろしからむ。 ...
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「いや/\其處そこにて煙草たばここゝろ長閑のどかはなせよかし」と人弱ひとよわらせの御慰おなぐさみかしこくはえたまへどいま御幼年ごえうねんにましましけり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
南の国の多留美たるみという湖の底に沈んでおりますが、その中で宝蛇は、貴方方四人が一人の藍丸国王となって、初めてこの国に御出おいで遊ばしたその最初の御慰おんなぐさみに、世にも美しい怜悧りこう
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)