“御氣”の読み方と例文
新字:御気
読み方割合
おき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がないものだから、ついおそくなりまして御氣おきどくです。すぐ御膳ごぜんいたしませう。しかしこんなところだからげるものがなくつてこまります。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
この至情しゞやうをあざけるひとは、百萬年まんねんも千萬年まんねんきるがい、御氣おきどくながら地球ちきうかはたちま諸君しよくんむべくつてる、あわのかたまり先生せんせい諸君しよくん
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
どうして/\御庭いぢり所か御本宅にては御取込で御目出度けれど、此方樣こちらさまでは秋からかけて孃樣の御病氣、御隱居樣の御心配それは/\實に御氣おきの毒でならぬ
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)