“夜氣”の読み方と例文
新字:夜気
読み方割合
やき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晩餐ばんさんをはると踊子をどりこさそ太鼓たいこおとやうやしづけた夜氣やきさわがしてきこはじめた。のきつた蚊柱かばしらくづれてやが座敷ざしきおそうた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
二人はウ※トクロスからの動搖れ通しの長い馬車に、筋ばつてゐた、寒い夜氣やきに冷えきつてゐた。しかし二人の樂しげな面差は、明るい火に照らされて、輝かしさを増した。
秋らしくみ返つた夜氣やきのややはださむいほどに感じられた靜かな夜の十二時近く、そして
処女作の思い出 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)