“夜気”のいろいろな読み方と例文
旧字:夜氣
読み方割合
やき94.7%
よき5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜気(やき)沈々たる書斎の中(うち)に薬烟(やくえん)漲(みなぎ)り渡りて深(ふ)けし夜(よ)のさらにも深け渡りしが如き心地、何となく我身ながらも涙ぐまるるやうにてよし。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
宛転悠揚(えんてんゆうよう)としてわたしの心を押し沈め、我れを忘れていると、それは豆麦や藻草の薫(かおり)の夜気(やき)の中に、散りひろがってゆくようにも覚えた。
村芝居 (新字新仮名) / 魯迅(著)
気の狂ったようにバタバタとはためく窓を犯して吹込む騒々しい夜気(よき)が長い炎をユラユラと流れ旗のように揺めかした。