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夜氣
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やき
ふりがな文庫
“
夜氣
(
やき
)” の例文
新字:
夜気
晩餐
(
ばんさん
)
が
畢
(
をは
)
ると
踊子
(
をどりこ
)
を
誘
(
さそ
)
ふ
太鼓
(
たいこ
)
の
音
(
おと
)
が
漸
(
やうや
)
く
沈
(
しづ
)
み
掛
(
か
)
けた
夜氣
(
やき
)
を
騷
(
さわ
)
がして
聞
(
きこ
)
え
始
(
はじ
)
めた。
檐
(
のき
)
に
立
(
た
)
つた
蚊柱
(
かばしら
)
が
崩
(
くづ
)
れて
軈
(
やが
)
て
座敷
(
ざしき
)
を
襲
(
おそ
)
うた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
二人はウ※トクロスからの
動搖
(
ゆ
)
れ通しの長い馬車に、筋ばつてゐた、寒い
夜氣
(
やき
)
に冷えきつてゐた。しかし二人の樂しげな面差は、明るい火に照らされて、輝かしさを増した。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
秋らしく
澄
(
す
)
み返つた
夜氣
(
やき
)
のやや
肌
(
はだ
)
寒
(
さむ
)
いほどに感じられた靜かな夜の十二時近く、そして
処女作の思い出
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
私
(
わたし
)
は
婦人
(
ふじん
)
と
婦人
(
ふじん
)
との
間
(
あひだ
)
を
拾
(
ひろ
)
つて、
密
(
そつ
)
と
大道
(
だいだう
)
の
夜氣
(
やき
)
に
頭
(
あたま
)
を
冷
(
ひや
)
さうとした。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
永遠の
夜氣
(
やき
)
はその
相間
(
あひま
)
にしんとした闇をたどり
太陽の子
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
▼ もっと見る
雪
(
ゆき
)
こそふれ
夜
(
よ
)
はまだそれほどに
御座
(
ござ
)
りませねばと
歸
(
かへ
)
り
支度
(
じたく
)
とゝのへるにそれならば
誰
(
たれ
)
ぞ
供
(
とも
)
にお
連
(
つれ
)
なされお
歩行
(
ひろひ
)
御迷惑
(
ごめいわく
)
ながら
此邊
(
このほとり
)
には
車
(
くるま
)
鳥渡
(
ちよつと
)
むづかしからん
大通
(
おほどほ
)
り
近
(
ちか
)
くまで
御難澁
(
ごなんじふ
)
なるべし
家内
(
うち
)
にてすら
火桶
(
ひをけ
)
少
(
すこ
)
しも
放
(
はな
)
されぬに
夜氣
(
やき
)
に
當
(
あた
)
つてお
風
(
かぜ
)
めすな
失禮
(
しつれい
)
も
何
(
なに
)
もなしこゝより
直
(
すぐ
)
にお
頭巾
(
づきん
)
召
(
め
)
せ
誰
(
た
)
れぞお
肩掛
(
かたかけ
)
お
着
(
き
)
せ
申
(
まを
)
せと
總掛
(
そうがゝ
)
りに
支度
(
したく
)
手傳
(
てつだ
)
は
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
兩側にはヒースが高く茂つてゐるので、
夜氣
(
やき
)
が迫るには狹い場所のみが殘つてゐた。私はショオルを二重に畳んで、掛蒲團の代りに被ぶせた。低く土が盛り上つて苔蒸した處を枕にあてた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
ひんやりした
夜氣
(
やき
)
が
急
(
きふ
)
に
體
(
からだ
)
にぞくぞく
感
(
かん
)
じられて
來
(
き
)
た。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
氣
部首:⽓
10画
“夜”で始まる語句
夜
夜半
夜更
夜中
夜叉
夜具
夜鷹
夜寒
夜明
夜業