“怠慢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいまん76.2%
なまけ9.5%
おこたり9.5%
なま4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
工場の事務所からは、其筋の怠慢たいまんを責める様に、毎日毎日警察署へ電話がかかった。署長は自分の罪ででもある様に頭をなやました。
二銭銅貨 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
アフリカのズールー人言う、太初大老神ウンクルンクル蝘蜒カメレオンを人間に遣わし、人死せざれと告げしめしに、このもの怠慢なまけて途上の樹に昇り睡る。
師曰ひけるは、今より後汝つとめて怠慢おこたりに勝たざるべからず、夫れ軟毛わたげの上に坐し、ふすまの下に臥してしかも美名よきなをうるものはなし 四六—四八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「馬鹿め。何をうじうじしているんだ! 秋の夜は長えといっても怠慢なまけているうちにゃあ、直ぐ明けるぜ」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)