“美名”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よきな60.0%
びめい40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてこの小さき星は、進みて多くのわざを爲しゝ諸〻の善き靈にて飾らる、彼等のかく爲しゝは譽と美名よきなをえん爲なりき 一一二—一一四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
汝等の家をたかむる美名よきなは、君をあらはし土地をあらはし、かしこにゆけることなきものもまた能くこれを知る 一二四—一二六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かれさとりといふ美名びめいあざむかれて、かれ平生へいぜい似合にあはぬ冒險ばうけんこゝろみやうとくはだてたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
起せり友次郎も始はお花が色香いろかまよ出國しゆつこくしたるあやまちは有どものちにお花が助太刀すけだちして美名びめい世上せじやうに上たる事是ひとへに岡山侯の賢良けんりやうなるより下にも又斯る人々ありしと其頃世上にうはさせり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)