美名よきな)” の例文
さてこの小さき星は、進みて多くのわざを爲しゝ諸〻の善き靈にて飾らる、彼等のかく爲しゝは譽と美名よきなをえん爲なりき 一一二—一一四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
汝等の家をたかむる美名よきなは、君をあらはし土地をあらはし、かしこにゆけることなきものもまた能くこれを知る 一二四—一二六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
師曰ひけるは、今より後汝つとめて怠慢おこたりに勝たざるべからず、夫れ軟毛わたげの上に坐し、ふすまの下に臥してしかも美名よきなをうるものはなし 四六—四八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
美名よきなを時の中に失ふ貴きフィレンツェびとについてわが語るところのこともあやしと思はれざるならむ 八五—八七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
繪にてはチマーブエ、覇を保たんとおもへるに、今はジオットの呼聲よびごゑ高く、彼の美名よきなかすかになりぬ 九四—九六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼我に、汝の世に響くかれらの美名よきなはその惠みを天にうけ、かれらかく擢んでらる 七六—七八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
我は汝等のまちの者なり、常に心をとめて汝等のおこなひ美名よきなをかたり且つきけり 五八—六〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)