“呼聲”のいろいろな読み方と例文
新字:呼声
読み方割合
よびごゑ90.0%
よびこゑ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
繪にてはチマーブエ、覇を保たんとおもへるに、今はジオットの呼聲よびごゑ高く、彼の美名よきなかすかになりぬ 九四—九六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
あさまだきは、旅館りよくわん中庭なかには其處そこ此處こゝを、「おほきな夏蜜柑なつみかんはんせい。」……親仁おやぢ呼聲よびごゑながらいた。はたらひと賣聲うりごゑを、打興うちきようずるは失禮しつれいだが、旅人たびびとみゝにはうたである。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
だし又福井町勘兵衞并に助十權三皆々廿五日南奉行所へ罷出腰掛こしかけ相詰あひつめ呼込よびこみまちけるに大岡殿午後ひるご未刻過やつどきすぎ退出たいしゆつありて直樣すぐさま橋本町八右衞門一件と呼聲よびこゑれ各々白洲へぞ出にける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)