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賣聲
ふりがな文庫
“賣聲”の読み方と例文
新字:
売声
読み方
割合
うりごゑ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うりごゑ
(逆引き)
續いて
魯西亞
(
ロシヤ
)
のパン賣り。其の
賣聲
(
うりごゑ
)
を珍しさうに眞似する子供の叫びが
此方
(
こなた
)
から
彼方
(
かなた
)
へと移つて行くので、パン賣りは横町を遠くへと曲つて行つた事が能くわかる。
花より雨に
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
朝
(
あさ
)
まだきは、
旅館
(
りよくわん
)
の
中庭
(
なかには
)
の
其處
(
そこ
)
此處
(
こゝ
)
を、「
大
(
おほ
)
きな
夏蜜柑
(
なつみかん
)
買
(
か
)
はんせい。」……
親仁
(
おやぢ
)
の
呼聲
(
よびごゑ
)
を
寢
(
ね
)
ながら
聞
(
き
)
いた。
働
(
はたら
)
く
人
(
ひと
)
の
賣聲
(
うりごゑ
)
を、
打興
(
うちきよう
)
ずるは
失禮
(
しつれい
)
だが、
旅人
(
たびびと
)
の
耳
(
みゝ
)
には
唄
(
うた
)
である。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
賣聲(うりごゑ)の例文をもっと
(2作品)
見る
賣
部首:⾙
15画
聲
部首:⽿
17画
“賣”で始まる語句
賣
賣女
賣拂
賣切
賣買
賣藥
賣歩行
賣渡
賣代
賣値
“賣聲”のふりがなが多い著者
永井壮吉
永井荷風
泉鏡花