“賣渡”の読み方と例文
新字:売渡
読み方割合
うりわた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞善右衞門汝が賣渡うりわたしたるうつせみは五歳の時勾引かどはかされ江戸へ來りしと有り夫をなんぢは伯父の娘也といつはりを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かくて長八娘お幸を賣渡うりわたし吉原よりもどりて女房お梅に相談のうへ元金もときん二十兩に利をそへ直樣すぐさま下谷山崎町の大橋文右衞門の方へ持參ぢさんいたさんとは思へども利足を相當にそへては何を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
十兵衞死後しごなるゆゑに右長庵賣主うりぬしにて小手塚三次といふ者受人に御座候と申立ける時越前守殿如何に長庵姉は十兵衞に相頼あひたのまれ賣しならんいもとの小夜衣は誰に頼まれて賣渡うりわたせしや長庵答へて弟十兵衞横死わうしの後金子は紛失ふんじつ致し彌々身體しんたい立行難たちゆきがたく十兵衞の妻安に頼まれ賣渡しの節三次を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)