美名びめい)” の例文
かれさとりといふ美名びめいあざむかれて、かれ平生へいぜい似合にあはぬ冒險ばうけんこゝろみやうとくはだてたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
起せり友次郎も始はお花が色香いろかまよ出國しゆつこくしたるあやまちは有どものちにお花が助太刀すけだちして美名びめい世上せじやうに上たる事是ひとへに岡山侯の賢良けんりやうなるより下にも又斯る人々ありしと其頃世上にうはさせり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たて後世迄も美名びめい海内かいだいかゞやかし子孫の繁榮はんえいのこすはいと有難ありがたき事共なり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)