“びめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
美名33.3%
微明33.3%
微命16.7%
鼻名16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
起せり友次郎も始はお花が色香いろかまよ出國しゆつこくしたるあやまちは有どものちにお花が助太刀すけだちして美名びめい世上せじやうに上たる事是ひとへに岡山侯の賢良けんりやうなるより下にも又斯る人々ありしと其頃世上にうはさせり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
少年たちの希望はただこれである、荒れに荒れくるう黒暗々こくあんあんの東のほうに、やがて一えい微明びめいがただよいだした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
もしさいわいにして大王敗れたまわずして功成りたまわば、後世の公論、大王を如何いかんの人とい申すべきや。巍は白髪の書生、蜉蝣ふゆう微命びめい、もとより死をおそれず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
鼻名びめい千載せんざいに垂れる資格は充分ありながら、あのままでち果つるとは不憫千万ふびんせんばんだ。今度ここへ来たら美学上の参考のために写生してやろう
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)