“世上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せじょう56.0%
せじやう44.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世上せじょうの有力者を一人残らず網羅することになって、とてもできない相談だから、残念ながらこの辺でやめるが、とにかくこの旅人は
僕自身のわずかの経験においてもそういうことが多い。しかしてまた世上せじょう聖人君子が少なき以上、同じ経験をめるものが多いであろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
如何いかなる事業じげふしたがふとも、體力たいりよくこれともなふて強健きやうけんならずば、ごと活動くわつどうするあたはず、また所期しよきの十一だもたつするあたはざるは、世上せじやうそのれいおほところなり。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
贔負目ひいきめには雪中せつちゆううめ春待はるまつまの身過みす世過よす小節せうせつかゝはらぬが大勇だいゆうなり辻待つじまちいとま原書げんしよひもといてさうなものと色眼鏡いろめがねかけて世上せじやうものうつるは自己おのれ眼鏡めがねがらなり
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)