“大勇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおいさ33.3%
たいゆう33.3%
だいゆう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王子は大よろこびで、お金入れへお金をどっさり入れて、それから、よく切れるりっぱな剣をつるすが早いか、お供もつれないで、大勇おおいさみに勇んで出かけました。
ぶくぶく長々火の目小僧 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
衣食つて深沈大勇たいゆうな思索研究にふけつため、あるひは表面的な士気にいさゝか弛緩の姿を示したかも知らぬが、其れは一の事であつて、光栄あるラテン文明の歴史に根ざした国民の実質は衰へるよしも無く
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
贔負目ひいきめには雪中せつちゆううめ春待はるまつまの身過みす世過よす小節せうせつかゝはらぬが大勇だいゆうなり辻待つじまちいとま原書げんしよひもといてさうなものと色眼鏡いろめがねかけて世上せじやうものうつるは自己おのれ眼鏡めがねがらなり
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)