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身過
ふりがな文庫
“身過”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
みす
71.4%
みすぎ
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みす
(逆引き)
何も
彼
(
か
)
も
時世時節
(
ときよじせつ
)
ならば是非もないというような
川柳式
(
せんりゅうしき
)
のあきらめが、遺伝的に彼の精神を訓練さしていたからである。
身過
(
みす
)
ぎ
世過
(
よす
)
ぎならば洋服も着よう。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
贔負目
(
ひいきめ
)
には
雪中
(
せつちゆう
)
の
梅
(
うめ
)
春待
(
はるま
)
つまの
身過
(
みす
)
ぎ
世過
(
よす
)
ぎ
小節
(
せうせつ
)
に
關
(
かゝ
)
はらぬが
大勇
(
だいゆう
)
なり
辻待
(
つじまち
)
の
暇
(
いとま
)
に
原書
(
げんしよ
)
繙
(
ひもと
)
いて
居
(
ゐ
)
さうなものと
色眼鏡
(
いろめがね
)
かけて
見
(
み
)
る
世上
(
せじやう
)
の
物
(
もの
)
映
(
うつ
)
るは
自己
(
おのれ
)
が
眼鏡
(
めがね
)
がらなり
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
身過(みす)の例文をもっと
(5作品)
見る
みすぎ
(逆引き)
勿論
(
もちろん
)
人の妻なるものも、
吾人
(
ごじん
)
が商となり工となり、はた農となるが
如
(
ごと
)
く、女性が此世に処せむと欲して、
択
(
えら
)
ぶ処の、
身過
(
みすぎ
)
の方便には相違なきも、そはたゞ
芸妓
(
げいぎ
)
といひ、
娼妓
(
しやうぎ
)
といひ
醜婦を呵す
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
見て世の中に
能物
(
よきもの
)
は
醫者
(
いしや
)
なり何程の
療治
(
れうぢ
)
は
出來
(
でき
)
ずとも流行出せば
斯
(
かく
)
の如し我も故郷は勘當され此江戸へ來りて
所々
(
しよ/\
)
方々
(
はう/″\
)
と
彷徨
(
さまよう
)
ばかりにて未だ何の
仕出
(
しいだ
)
したる事もなく
此
(
これ
)
ぞと云
身過
(
みすぎ
)
の思ひ付もなき
機
(
をり
)
なれば此上は
何卒
(
なにとぞ
)
して我も
醫師
(
いしや
)
となり
長棒
(
ながぼう
)
の
駕籠
(
かご
)
にて往來なし一身の
出世
(
しゆつせ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
身過(みすぎ)の例文をもっと
(2作品)
見る
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
過
常用漢字
小5
部首:⾡
12画
“身”で始まる語句
身体
身
身上
身装
身扮
身體
身動
身長
身代
身悶
“身過”のふりがなが多い著者
作者不詳
樋口一葉
吉川英治
永井荷風
泉鏡花