“芸妓”のいろいろな読み方と例文
旧字:藝妓
読み方割合
げいしゃ55.7%
げいぎ22.4%
げいこ10.4%
げいしや7.8%
おんな1.6%
つとめ0.5%
はおり0.5%
もの0.5%
ゲイシャ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「隠したって駄目だよ、証拠は銀流しの簪(かんざし)だ、柳橋で芸妓(げいしゃ)の奴(やっこ)を殺したのを手始めに、四人まで手にかけた、お前は鬼のような女だ」
芸妓(げいぎ)のようなものの境界(きょうがい)を言ったのであるが、その芸妓が酒に身を投げる位であるから、客の方はもとよりいうまでもないことである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
……だが、俺がちらと聞いた噂によると、おめえは、何か纏(まとま)った金の要り用があって、新町の紅梅から芸妓(げいこ)に出るという話じゃねえか。
治郎吉格子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それを皆な妾(めかけ)を置いたり、芸妓(げいしや)を家に引摺込(ひきずりこ)んだり、遊廓に毎晩のやうに行つたり、二月ばかりの中に滅茶/\にして仕舞つたゞア。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
お喜代が、云い出したので、露八が、三味線をもち、芸妓(おんな)が唄った。また、芸妓の三味線で、露八がしぶい声で荻江節(おぎえ)を唄った。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
俺は知らない、迷惑だ、と屹(きっ)と貴方は、然(そ)うおっしゃいましょうけれど、芸妓(つとめ)したって、女(ひと)ですもの、分けて、あんな、おとなしい、内気な小雪さんなんですもの、打ちつけに言出せますか。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「白魚(しらうお)の黒いのがあったって、紐(ひも)のない芸妓(はおり)なんかいるわけはない。おまえも存外、色里(いろざと)を知らない人だねえ」
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、主人の春太郎という、自分も、抱えといっしょに、座しきに出ている三十ぐらいな働き芸妓(もの)
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
震災デ、家ヲ焼カレ、両親(フタオヤ)ヲナクシテ、一人ボッチニナリ、ワルイ親類ニダマサレテ、芸妓(ゲイシャ)ニウラレ……
三の酉 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)