“芸妓家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げいしゃや83.3%
げいぎや16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町内の若い者、頭分かしらぶん芸妓家げいしゃや待合、料理屋の亭主連、伊勢屋の隠居が法然頭ほうねんあたまに至るまで、この床の持分となるとわきへはかない。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まもなくこのやくざ野郎のキリリとした旅姿が、宮川筋の芸妓家げいしゃやの福松の御神燈を横目ににらんで、格子戸をホトホトと叩くという洒落しゃれた形になっている。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そのまえ、念の為めかの女が教えて置いた抱え主の芸妓家げいぎやへ電話をかけてみる用意を怠らなかった。すると、雛妓は病気だといって実家へ帰ったという。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)