“げいしゃや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芸妓屋44.4%
芸妓家27.8%
芸者家16.7%
芸者屋11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こうなっちゃ、すっかり白状してしまいますが、あの宮川通りの芸妓屋げいしゃや、和泉屋の福松という女のところへ、確かに三百両預けて参りました」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
まもなくこのやくざ野郎のキリリとした旅姿が、宮川筋の芸妓家げいしゃやの福松の御神燈を横目ににらんで、格子戸をホトホトと叩くという洒落しゃれた形になっている。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
芸者家げいしゃやの許可された町の路地はいうまでもなくなまめかしい限りであるが
お糸は今夜かねてから話のしてある葭町よしちょう芸者屋げいしゃやまで出掛けて相談をして来るという事で、その道中どうちゅうをば二人一緒に話しながら歩こうと約束したのである。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)