“げいしやゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
芸妓屋50.0%
藝妓屋50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが銀座だと教へられたばかり、美くしい『夜』の横顔プロフイルを遠くから見たままで、私は暗い烏森の芸妓屋げいしやゝつづきの路次をぬけて、汚ないある街のなにがしと云ふ素人下宿に辿りついた。
新橋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
或る田舍町ゐなかまち藝妓屋げいしやゝをしてゐる家の小娘と、其の町へ來て新たに開業した醫者の息子むすことは、うちが隣りであつたので、ぐ親しくなつた。小學校の讀本の下讀みを小娘は醫者の息子に教はりに來た。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)