“法然頭”の読み方と例文
読み方割合
ほうねんあたま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町内の若い者、頭分かしらぶん芸妓家げいしゃや待合、料理屋の亭主連、伊勢屋の隠居が法然頭ほうねんあたまに至るまで、この床の持分となるとわきへはかない。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その異形いぎょうなる法然頭ほうねんあたまの中で何の世界のことを考え、その見えざる眼で、どれだけの色彩を味わい、これのみは異常に発達した聴管のうちに
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「いやにでこぼこしているでしょ。こういうのを法然頭ほうねんあたまって云うんだそうだ。子供の頃、お袋から聞いたんですが、思い出したりすると可笑しくて。」
夕張の宿 (新字新仮名) / 小山清(著)