“法然上人”の読み方と例文
読み方割合
ほうねんしょうにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例えば第三十九段で法然上人ほうねんしょうにんが人から念仏の時に睡気ねむけが出たときどうすればいいかと聞かれたとき「目のさめたらんほど念仏し給へ」と答えたとある。
徒然草の鑑賞 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
洛東らくとう吉水禅房よしみずぜんぼうでは、期せずして同じ年に、法然上人ほうねんしょうにんが、専修念仏の新教義を唱道となえだしていたのである。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「たとへ法然上人ほうねんしょうにんにすかされまゐらせて念仏して地獄じごくにおちたりとも、さらに後悔こうかいすべからずさふらふ」という親鸞しんらんの言葉と、一脈いちみゃく相通あいつうずるところがあるからなのかもしれない。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)