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法然上人
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ほうねんしょうにん
ふりがな文庫
“
法然上人
(
ほうねんしょうにん
)” の例文
例えば第三十九段で
法然上人
(
ほうねんしょうにん
)
が人から念仏の時に
睡気
(
ねむけ
)
が出たときどうすればいいかと聞かれたとき「目のさめたらんほど念仏し給へ」と答えたとある。
徒然草の鑑賞
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
洛東
(
らくとう
)
の
吉水禅房
(
よしみずぜんぼう
)
では、期せずして同じ年に、
法然上人
(
ほうねんしょうにん
)
が、専修念仏の新教義を
唱道
(
とな
)
えだしていたのである。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「たとへ
法然上人
(
ほうねんしょうにん
)
にすかされまゐらせて念仏して
地獄
(
じごく
)
におちたりとも、さらに
後悔
(
こうかい
)
すべからずさふらふ」という
親鸞
(
しんらん
)
の言葉と、
一脈
(
いちみゃく
)
相通
(
あいつう
)
ずるところがあるからなのかもしれない。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
「この世の渡りようは念仏申さるるようにすべし」というのが
法然上人
(
ほうねんしょうにん
)
のいわれた言葉であります。つまり何が善であるか、何が悪であるか。また何が自分にとって益であるか損であるか。
生活と一枚の宗教
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
無官太夫敦盛
(
むかんのたゆうあつもり
)
の死後、その妻が
乳呑児
(
ちのみご
)
を
匿
(
かく
)
すにもよしなく、この下り松の根元へ
捨児
(
すてご
)
したのを、黒谷の
法然上人
(
ほうねんしょうにん
)
が拾い上げて育てたということが、名跡志に載っている。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
法然上人
(
ほうねんしょうにん
)
が、念仏を申さるるようにといわれたことは、阿弥陀仏に近づいているようでありますが、それでもまだ当為である。それだけはしなければならぬ。念仏申さるるように、それだけはしよう。
生活と一枚の宗教
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
聞いて、縮みあがったのだろう、かくの通り、
法然上人
(
ほうねんしょうにん
)
以下、門弟百九十余名、連名をもって、叡山へ謝罪文を送ってきた。今、それを読みあげるから、静かにして聞かれい
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
法然上人
(
ほうねんしょうにん
)
のようなお方ですら、御自身、十悪の凡夫だと云っておられる。
親鸞
(
しんらん
)
上人は又——善人なおもて
往生
(
おうじょう
)
を遂ぐ、いわんや悪人をや——とすら明言しているのではないか。
鍋島甲斐守
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“法然”で始まる語句
法然
法然頭
法然天窓
法然房
法然聖人
法然様
法然門
法然御房
法然房源空
法然院