“唱道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しやうだう57.1%
しょうどう28.6%
とな14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
而してその少年が高山のいたゞきに沈み行く夕日の影を仰ぎ見て、山の彼方かなたなるめづらしき國々にあくがるゝ段は、ことに全篇の骨子として皆な人の唱道しやうだうするところ、あゝこの木曾山中
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
が、神学者の唱道しょうどうするがごとき、大魔王と言ったものは存在せぬ。すべての魂は、その善霊たると悪霊たるとを問わずことごとく神界の統治下に置かれて居る。
洛東らくとう吉水禅房よしみずぜんぼうでは、期せずして同じ年に、法然上人ほうねんしょうにんが、専修念仏の新教義を唱道となえだしていたのである。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)