“唱門師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
シヨモジン57.1%
しょうもんじ42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども、元は唱門師シヨモジン同様の祝言もする賤民の一種であつて、将軍の恩顧を得たのも、容色を表とする芸奴であつたからである。
さうすると、勘三もやはり、一種の唱門師シヨモジンで念仏踊りの組合(座)を総べてゐた事と、江戸芝居にも念仏踊りが這入つて居た事とが言へる。
かつては非人と言われた唱門師しょうもんじ支配のもとにおったという履歴を有していても、それが幾分でもその子孫にわずらいをなしているでありましょうか。
融和促進 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
古来最も有名なのは祇園の犬神人つるめそで、彼らはもと沓作りを業としたというが、後にはもっぱら弓弦売として世に知られ、宿しゅくとも唱門師しょうもんじとも呼ばれて、やはり濫僧ろうそうの徒であった