“藝妓”のいろいろな読み方と例文
新字:芸妓
読み方割合
げいしや53.8%
げいこ30.8%
こども7.7%
はおり7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よねさんにまけない美人びじんをとつて、若主人わかしゆじんは、祇園ぎをん藝妓げいしやをひかして女房にようばうにしてたさうでありますが、それもくなりました。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
町からは藝妓げいこが一組來て、梅鉢屋の二階で舞ひを舞うた。村中の人々が殘らず集つて來て、餅撒きに紅白の小餅を拾はうと爭つた。
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「あゝさう」とお若は態と大きな返辭をして「どうしませうねえ旦那、今下にお座敷のあいた藝妓こどもが一人居りますんですつて。それでも呼びませうか」
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
それは清吉が馴染の辰巳の藝妓はおりから寄こされた使の者であった。
刺青 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)