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世故
ふりがな文庫
“世故”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
せこ
89.7%
せいこ
10.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せこ
(逆引き)
……権門へ頭をさげて通うくらい気のわるい思いはない。やれやれ、さむらいにも、
世辞
(
せじ
)
やら
世故
(
せこ
)
やら、世渡りの
要
(
い
)
る世になったの
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
世故
(
せこ
)
に長けた先生はそれにはわざと答えずに、運動帽を
脱
(
ぬ
)
ぎながら、
五分刈
(
ごぶがり
)
の頭の
埃
(
ほこり
)
を勢よく払い落すと、急に自分たち一同を見渡して
毛利先生
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
世故(せこ)の例文をもっと
(26作品)
見る
せいこ
(逆引き)
人情
世故
(
せいこ
)
にあくまで通じていた忠利は病苦の中にも、つくづく自分の死と十八人の侍の死とについて考えた。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
又
飜
(
ひるがえ
)
って思うに、太祖の遺詔に、果して諸王の入臨を
止
(
とど
)
むるの語ありしや否や。
或
(
あるい
)
は疑う、太祖の人情に通じ、
世故
(
せいこ
)
に熟せる、まさに
是
(
かく
)
の如きの詔を
遺
(
のこ
)
さゞるべし。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
世故(せいこ)の例文をもっと
(3作品)
見る
“世故”の意味
《名詞》
世間の風俗や習慣、それらに関する雑事。
(出典:Wiktionary)
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
“世”で始まる語句
世
世界
世間
世話
世帯
世人
世辞
世嗣
世子
世馴
“世故”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
徳冨蘆花
幸田露伴
徳田秋声
有島武郎
島崎藤村
夏目漱石
吉川英治
森鴎外
芥川竜之介